今現在さくら並木ネットワークは秋植樹の準備中ですが、来年春の植樹依頼も各地から届いております。
先日宮城県東松島市で来年春の植樹が決まりましたのでご紹介いたします。

宮城県東松島市東名地区「すみちゃんの家」

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東松島市は平成の市町村合併によりとても面積の広い自治体となりましたが、2011年3月11日の東日本大震災での大津波により壊滅的な被害が出てしまいました。大津波による犠牲者は1000名以上。行方不明者も多数にのぼります。

このたびご縁があり来年春植樹が決定した宅老所「すみちゃんの家」も170名以上の住民さんが津波の犠牲となった東松島市東名地区にあります。すみちゃんの家は平成8年東名地区が旧鳴瀬町だった頃に開所。すみちゃんの家の代表伊藤一家の皆様が岐阜から東名地区にUターンしてきて、ご近所に目の不自由な方のお世話をすることがきっかけだったそうです。

最初はボランティア団体でしたが旧鳴瀬町と宮城県からNPO法人化を依頼されご苦労しながら法人格を取得。そして平成18年には社会福祉法人ことぶき会も発足させ、東名地区のコミュニティ拠点のひとつとして欠くことのできない施設となりました。

そんなすみちゃんの家にも2011年3月11日東日本大震災の大津波が襲いかかりました。しかし全国のボランティアの皆様の尽力により片づけを終わらせ、被災前寸前に建てた自宅でデイサービスを再開。そして今月には高台の新東名移転地にて宅老所「すみちゃんの家」を開所できるまでになりました。

そのご苦労は大変なものだったと思います。

さくら並木ネットワークは来春長年東名地区の福祉に多大な貢献をしてきたすみちゃんの家の開所祝いとして桜植樹をします。まだまだ復興したとは言い難い東名地区ですが、桜が大きくなるころには笑顔の絶えない地区になることを願っております。