日本列島に台風が上陸することが多くなりました。東北でも強い雨が降ることがありますが、さくら並木ネットワークは8月20日に宮城県仙台市若林区二木地区の桜公園の桜のメンテナンスをしてきましたのでご紹介させていただきます。

宮城県仙台市若林区二木地区

二木地区は仙台市若林区沿岸部の一地区です。東日本大震災の大津波で壊滅的な被害を受け、二木地区にあった多くの家屋の周りはイグネと呼ばれる屋敷林で覆われていたものでしたが、津波が引いた後は大部分の家屋とともに緑もなくなってしまいました。そして二木地区で植樹した桜公園の近隣では6名の住民さんが津波の犠牲になられています。

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植樹は2014年4月6日。この植樹場所は40数名の住民さんが地権者となっていて本来は松林だったのですが、津波で何もない空き地となってしまったので、ここを将来二木地区住民さんが仲良く花見ができる桜公園にしようということで植樹会が企画されました。

植樹当日は晴天の空の下、住民やこの桜公園の大部分の桜の支援者となっていただいた日本碍子労働組合の皆様。そして当会のさくら大使の歌手普天間かおりさんも作業参加していただき、明るく楽しい思い出が残る植樹会となりました。

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18日は仙台市のボランティア川熊さんとともにこの桜公園のメンテナンスをしてきました。草刈りや水遣りとともに、ここは海風が直に当たるため支柱が効かなくなってしまったので交換作業をしました。

汗が滴り落ちるくらい暑い日でしたが、お手伝いしてくれた川熊さん。ありがとうございました!!

二木地区の桜公園の桜は海風が直に当たるせいか大分成長にばらつきがあるのが心配ですが…。ここの桜は植樹に参加した多くの方の楽しい思い出。そして花咲く二木地区の未来の夢と希望が込められています。

さくら並木ネットワークはそんな多くの方のおもいに応えられるよう、この二木地区の桜公園の桜を大切にメンテナンスし続けたいと思っております。