8月4日。
東北は梅雨が明け気温が30度を超す暑い日が続いておりますが、さくら並木ネットワークは宮城県石巻市十三浜追波地区の桜のメンテナンスをしてきましたのでご報告いたします。

宮城県石巻市十三浜追波地区

追波地区は目の前に美しい葦が群生している北上川と太平洋が見える約90世帯の静かな集落でした。しかし2011年3月11日の東日本大震災より49名の方が津波の犠牲になり、高台以外は災害危険区域に指定され人が住めない地域になってしまいました。

当会はそんな追波地区の要請により「桜を植樹し故郷を離れる方が戻ってきたときに楽しんでもらおう」「将来的には桜の名所となり、追波地区が未来永劫忘れられないようにしよう」という目標をたて、2014年夏から秋にかけ多くのボランティアさんの手をお借りし追波地区の大槻良一様の使われていていなかった土地を開墾しこの桜の丘の整備をしました。

そして2015年3月22日。
住民さんやこの桜の丘の70本の桜のうち56本の支援者となっていただいたオーガビッツ・プロジェクトの皆様。そして多くのボランティアさんが追波地区に集結し盛大に植樹会を開催。とても素晴らしい植樹会となりました。

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宮城県石巻市十三浜追波地区のメンテナンス

8月4日は西本願寺京都教区の5人のボランティアさんとともにこの桜の丘の除草作業をしました。

とても暑い日でしたが、ボランティアさんの熱心な作業のおかげで雑草だらけになっていた桜の丘もきれいになりました。この除草作業は桜の成長を促進させるために大切な作業です。雑草を除去してみると枯れている桜は一本もなく安心しました。

西本願寺京都教区の皆様。暑い中ありがとうございました!!(この桜の丘の桜は本数が多いので、8月10日に改めて東京都の千代田女学園の生徒さん達とメンテナンスに行ってきます)

多くの人の優しい気持ちがこもっている追波地区の桜の丘。いつか住民さんやこの桜の丘に関わってくれた皆様と花見ができる日がくればいいと思います。