さくら並木ネットワークは東北の被災地域の復興を願う全国の支援者様のご協力により桜植樹活動を行っております。いつも温かいご支援とご協力に本当に感謝いたします。

また当会は高額のご寄付をしていただいた支援者様のご協力により、一部の被災地域に桜の成木や震災を後世に伝えるための石柱を設置することがあります。そんな支援者様のご協力とご縁により、8月1日に二つの被災地域に石柱を設置してきましたのでご紹介させていただきます。

宮城県七ヶ浜町菖蒲田地区/五社神社

宮城県七ヶ浜町菖蒲田地区の五社神社。菖蒲田地区は東日本大震災の津波により甚大な被害を受けた地区ですが、五社神社(と近くの諏訪神社)の氏子さん達の神社再建にかける気持ちはとても強く、2014年3月2日に植樹された五社神社と諏訪神社の桜は大切に氏子さん達によって育てられております(特に諏訪神社のしだれ桜は植樹2年目とは思えないほど立派に育っています)。

そして今年3月16日に改めて五社神社にしだれ桜の成木を植樹したのですが、これは当会の桜を大切に育ててくれている氏子さん達へのささやかな御礼。

そして菖蒲田地区の高台にある五社神社周辺の地名「招又」が、古来から「この高台(五社神社)に神に招かれるように逃げてくるとなぜか助かった」ということに由来しており、この地名が当会の桜植樹目的の一つである「桜が津波避難の目印になってほしい」というものに非常に合致しているために、在英日本商工会議所様のご支援によりしだれ桜の成木と石柱を設置することになりました。

このしだれ桜の成木と石柱もきっと氏子さん達が大切にしてくれると思います。

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宮城県石巻市渡波地区梨木畑

そしてもう一本は宮城県石巻市渡波地区梨木畑の県道2号線沿いの桜並木に設置してきました。この桜並木は渡波地区から万石橋から牡鹿半島に入っていく手前にあります。ここにはもともと「渡波さくらの会」という渡波住民の桜の会があるのですが、震災後活動は実質停止状態にありました。しかしこれからも地区の発展を願い活動を再開していきたいというお話が当会にきましたので、今年4月3日に住民、この桜並木22本のうち18本の支援者になっていただいた東京都世田谷区の合唱団メンネルコールけやきの皆様、そしてたくさんのボランティアさんとともに植樹会を開催しました。

石柱はメンネルコールけやき様のご支援により万石浦を見下ろせる場所に住民さんとともに設置しました。地面は固く住民さん達が交代でツルハシを振るながらの作業になりましたが、設置後は皆さん「これもいい思い出になる」と喜んでくれました。当会にとっては何よりも被災地域の皆様の笑顔が励みになります(笑)。

ちなみにこの石柱の表面の文言は地域の皆様が考えたオリジナルのものです。

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石碑に刻まれた言葉

菖蒲田地区五社神社の文言は「震災の回向さくら 代々に伝える」。
渡波地区梨木畑は「万石浦復興眺望桜」。

両地区とも復興と発展を強く願い、そして東日本大震災の記憶を後の世代に伝えていこう強い意志が感じられます。

さくら並木ネットワークはそんな被災地域の皆様のおもいを、後の世代に伝えていくお手伝いをしていきたいと思っております。

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