4月19日。さくら並木ネットワークは宮城県山元町の社会福祉法人静和会の特別養護老人ホームみやま荘にて植樹を行いました。

宮城県山元町/社会福祉法人静和会 特別養護老人ホームみやま荘

静和会は昭和23年に国立宮城療養所退所後の結核患者を保護する施設として発足。それからずっと地域に根差した複数の運営施設を開設してきた社会福祉法人です。

しかし2011年の東日本大震災により二つの施設が被災し、多くの利用者と職員の皆様が津波の犠牲になってしまいました。みやま荘は昭和60年に開設された施設で津波の難は逃れましたが、地震により西側斜面ががけ崩れを起こし電気設備やスプリンクラー設備が崩壊しました。震災直後の利用者と職員の皆様は大変なご苦労をされたそうです。

さくら並木ネットワークは今回みやま荘からのご依頼により、震災被害の象徴であった西側斜面にみやま荘の利用者と職員の皆様の健康とご多幸、そして大変な津波被害に遭った山元町のこれからの復興と発展を願った植樹をしようと今回の植樹会が企画されました。

植樹当日は見事な快晴。
この植樹会にお集まりいただいたのは、みやま荘の職員の皆様と今回の植樹された桜45本のうち40本の桜をご支援していただくことになった「あいおいニッセイ同和損保同友会」と栃木県のボランティア団体「頑張り隊」の皆様。静和会北島会長と同友会蓮尾会長にご挨拶をいただいた後に植樹作業開始。

斜面部の作業に軽い汗をかきましたが、ここに将来花咲く未来をおもい皆様とてもいい笑顔を浮かべていました。

そして休憩を挟んだ後、同友会様からご支援していただいた5本の石柱をお披露目。

この石柱には表面に静和会の皆様が考えた文言。そして裏面に5名の同友会会員様のみやま荘や東日本大震災で被災された地域の復興を願う句が刻まれることになりました。この石柱が東北と被災された地域の友情の架け橋となってくれればと願っています。

4.19miyamasou15

東日本大震災から5年経ちました。

しかしみやま荘のある山元町も含め被災地域にはまだ津波の傷跡はいたるところに残っており、あらたな町づくりもいつになったら終わるのか見通しがつかない地域も数多くあります。さくら並木ネットワークはこれからも末永く被災地域に寄り添い、少しでも地域の皆様の未来の希望となってくれるような植樹をしていければと思っております。

そしてご協力していただいた支援者やボランティアの皆様に厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました。