3月3日。
快晴に恵まれた東北ですが、さくら並木ネットワークは岩沼市の玉浦小学校にて6年生の卒業に合わせた植樹会を開催しました。玉浦小学校はイベント盛りだくさんでしたが、植樹会はご縁があり桜3.11学校プロジェクト様との共同開催となりました。

岩沼市立玉浦小学校

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玉浦小学校は海岸から2キロほどにある小学校ですが、震災時は児童たちは下校しており、津波が押し寄せたときは地区住民の避難場所となりました。震災年の4月には学校を再開をしましたが、子供達の不安は大変なものだったでしょうね。

植樹会始めは私達さくら並木ネットワーク担当。
キールズ様のご支援のしだれ桜の成木と石柱のお披露目式をやりました。
児童代表の二人とキールズの田口様と一緒に除幕。

石柱の正面には6年生が考えた言葉を合わせて作られた「玉浦千年 希望の桜」という地区の発展を願う文言が刻まれることになりました。

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その後、桜の苗木の植樹作業。
6年生と一緒にキールズ様や苗木の支援者となられたJENNI様やユナイテッドアローズ様も参加。

子供達が大きくなって玉浦小学校を訪れたとき…。
自分たちで植えた桜が満開になって出迎えてくれればいいですね!

後半は桜3.11学校プロジェクト様のパート。
桜3.11学校プロジェクト様の成木の植樹式のあと風船リリース。
6年生が放した風船は美しい東北の青空に中に吸い込まれていきました。

震災からもう少しで五年。玉浦小学校に限らず津波被害の遭った小学校の今の6年生は小学校生活の中で被災経験をした最後の学年になります。

だからこそ今日の玉浦小学校の6年生を見守る大人達の目はとても優しく温かかったです。
「玉浦千年 希望の桜」
君たちこそ、これからの地区を支える希望の桜だよ、と思った一日でした。