10月28日。
東北地方は晴れやかな天気のところが多かった日ですが、今年春に植樹した岩手県大船渡市甫嶺地区で素敵なイベントがありましたのでご紹介いたします(この日は当団体が後援事業として応援している福島県南相馬市小高区の市民団体おだか千本さくらプロジェクトの水仙植栽会もありましたので、それは後日報告します)。

岩手県大船渡市甫嶺地区

甫嶺地区は大船渡の越喜来湾の中にあり、東日本大震災の大津波により甚大な被害を受けました。そんな甫嶺地区は高齢化が進んでおりますが、住民の皆様は甫嶺地区まちづくり委員会を立ち上げ甫嶺地区再生に積極的に取り組んでおります。

さくら並木宮城拠点は、今年4月1日に甫嶺地区まちづくり委員会や甫嶺地区の桜の支援者となっていただいた東京都渋谷区恵比寿の絵画教室アトリエ・エビス様や日本倉庫協会様とともに、三陸鉄道甫嶺駅の真下にあるほれい花公園に桜を植樹しました。

甫嶺地区の植樹記事
http://sakuranamiki.jpn.org/archives/12080.html

この日の午前中は、このほれい花公園に三陸沿線花プロジェクトとして、ラベンダーとなでしこを住民さん達が植栽。笑顔あふれる作業となりました。三陸鉄道が通るたびに大きく手を振る住民さん達の姿に、震災で不通となっていた三陸鉄道がいかに大事な沿線かがよく理解できる日となりました。

ほれい花公園が、その名のとおり花いっぱいになるといいですね。

お昼は甫嶺まちづくり委員会主催のそば祭りへお邪魔しました。甫嶺地区住民さん達の手作りのそばやお惣菜は、とにかくおいしい!!「食べな!!食べな!!」と言われて、おそばを三杯もいただいちゃいました。…お腹いっばい(苦笑) ご馳走様でした!!

午後は素敵な行事にご招待していただいたお礼に、ほれい花公園の桜の成木の支柱替えや追肥などをしてきました。花公園は住民さん達がきれいに草を刈っており、おかげさまで桜の成長も順調。大船渡市も桜の天敵である二ホンシカが多いところですが、震災で傷ついた甫嶺地区の住民さん達の心の安らぎと喜びとなる大きな桜に育ってほしいものです。

甫嶺地区の皆様。ありがとうございました!