東北地方はすっかり秋になりました。

さくら並木宮城拠点では今秋と来春の植樹の打ち合わせや準備を徐々に進めていますが、それと同時進行で各地で過去に植樹して枯れてしまった桜の植え替え作業をしております。

枯れてしまった桜の植え替え作業のご報告

10月16日は宮城県七ヶ浜町と仙台市。
10月18日は宮城県石巻市雄勝町と北上町十三浜地区。
10月19日は宮城県石巻市牡鹿半島の沿岸部の植樹地の枯れた桜の植え替えをしてきました。

今後も11月いっぱいまで。それでやり切れない場合は、来年春までにさくら並木宮城拠点が担当した植樹地で枯れてしまった桜はすべて植え替える予定です。

地域の方や全国の支援者の皆様やボランティアの方達のおもいや夢を込めて植樹した東北地方沿岸部の桜達。植樹した時の桜がそのまま無事育ってくれることが何よりですが…。どうしても多くの桜を植樹すると、

  • 東北沿岸部固有の自然状況(三陸沿岸に生息している二ホンシカなどの害獣にいたずらされる等)
  • 地域の方や業者が草刈りで間違って桜を刈ってしまったり、除草剤をかけて枯らしてしまう
  • 台風や強風によって桜が倒れたり、日照りによって枯れてしまう。
  • 桜も生物なので強い弱いの個体差があり、弱くて育たない桜もある。

などによって、成長する前に枯れてしまう桜も必ず出てます。

さくら並木宮城拠点では、植樹後1~3年目は一年に1~3回。4年目以降は1~2年に1回は桜の経過観察をし、枯れていた桜は次のシーズンに必ず植え替えをしています。

また今年秋の植え替えは、東日本大震災復興支援「JT NPO応援プロジェクト」の資金によって実施しております。

なかなかうまく活着しない桜もありますが、地域の方の期待を受けて被災地活動をしている以上、1本でも多くの桜が被災地域で大きく育っていくよう、日々努力をしていきたいと思います。

そんなさくら並木ネットワークの活動のご理解とご協力を、よろしくお願い申し上げます。

🌸この秋の枯れた桜の植え替え事業は東日本大震災復興支援「JT NPO応援プロジェクト」の資金により実施しています。ご協力感謝申し上げます。